My Blog/2013-10-07
Tag: 青い空 白い靴 光る雨 10/7Select Song by Have You Ever Seen the Rain?/C.C.R
青い空 白い靴 光る雨
左よりに張り出した少し頼り無い太平洋高気圧のお陰で今日はなんとか秋晴と呼ばれる天気でした。最近は学校の運動会は春にあるところも多く、秋＝運動会のイメージは無くなりました。ふと先日昔の想いである品を見つけ当時の事を思い出しました。小学生の頃、秋の運動会の当日良く晴れた青空の日でした。新しい白い運動靴で出かけ泥だらけになり運動会を終えて寝転がって家で観たＴＶニュースで海外で花火のような雨が降り注いでいた事を思い出しました。
以前から私もこのblog小屋で再三危惧していた、アメリカの経済状態の問題。こうなることは容易に予測出来たことなのですが、ここに来て日本でもニュースで取り上げざるを得ないということは、未だかつてない深刻な状況にアメリカが陥っている事を物語ります。
報道によると、“アメリカでは、与野党の対立から予算が成立せず、政府機関の一部閉鎖が続くなか、今月中旬までに政府の借金の上限を引き上げなければ債務不履行に陥りかねない事態も迫っていて、財務省は、議会に対し直ちに対応するよう求めました。”
などと日本のメディアは日本向けにいかにも野党と与党の対立で予算が成立しないこと。
予算が成立すれば解決するような報道がされていますが大きな間違いです。仮に予算成立して債務上限を引き上げてもデフォルト寸前の国家の一時しのぎとしかなりません。すぐに債務上限のUPなど何の意味もなくなり借金が膨大化するだけです。
政権が債務上限を引き上げたい理由は、アメリカ政府の借金は法律で定められた１６兆７０００億ドルの上限に達し、すでに新たな借金ができなくなっており、今は財務省が特別の措置で資金をやりくりしているのです。
しかしこの措置も今月１７日までには限度に達し、その時点の手元の資金は僅か３００億ドルになり、それ以降は、過去に発行したアメリカ国債の利払いなどがいつできなくなってもおかしくない危機的な状態になるとして、これをなんとかしたいのです。
“与党と野党の対立”なんて表面上の因子でしかなく根本はデフォルト寸前のどうしようもないアメリカの財政の状態にあります。
現在は政府機関の閉鎖やアメリカの郵便局も事実上デフォルト状態にあります。政府関連企業も従業員の自宅待機をさせる企業が続出。このような状態の国の国債などもう誰も買ってなどくれない、要するにもうこれ以上借金しようにも出来ないのです。
万が一アメリカがデフォルトに陥った場合、リーマン・ショックの比ではない途轍もない金融危機がアメリカ発で世界へ発信されます。特に米国債を大量に保有している中国と日本は、米国債が暴落し、大打撃を受けるはずです。米国国債などただの紙切れになってしまうのです。
そもそもアメリカが経済破綻を起こすような貧困国家になったのは、経済のグローバル化したスピードに古臭いアメリカの財政・金融政策が付いていかなくなったからではないでしょうか。
腐敗した組織であるウオール街といつまでも手を繋ぎあって、自分達の企業が、ウオール街から資金を得ている連中に買収されるのを防ぐ為、経営幹部連中は、利益を増やすべく、アメリカの労働力を、安価な外国の労働力に置き換え、グローバル企業と超富裕層にとって有利な、現在のアメリカの主権国家システム。これにより、アメリカ人の所得を海外移転して、アメリカの消費者市場を破壊したのです。
今までアメリカ経済を支えてきた大多数の中産階級の労働力、消費力というものが消失しつつありもはやアメリカ経済は一度崩壊しないと立ち直れない状況下にあります。どのような形で再生を試みるかはわからないですが世界に与える影響はいずれにせよあることは間違いありません。
日本も消費税増税、法人税減税、景気対策で企業へ税を廻し、国民を欺きまくるこの国の民衆への社会保障は破綻寸前です。詐欺国家と言っても決して言いすぎではありません。社会的に一般国民から金を法的に吸い取って一部グローバル資本に貢ぐシステムが構築されつつあるのです。このままでは、日本もアメリカの様になる可能性が大いにあるのです。
何とか信念があり信頼できる政治的指導者の登場に期待したい。
さて、今日は私が子供の頃にＴＶで観た、光る雨の詩をご紹介しましょう。歌うのはアメリカの西海岸、サンフランシスコ周辺のグループで通称、ＣＣＲ=Credence Clearwater Rivaivalと長いグループ名の1970年にリリースした6thアルバムから、Have you ever seen the rain?という詩です。邦題は“雨をみたかい”というもので日本でもかなりヒットしたみたいです。リアルタイム体験は私もしてないのでそう述べておきます。
今でもよくラジオから流れる詩で、ＣＭにもよく使用されています。最近では数年前にトヨタのＢＯＸＹというファミリーカーかなんかのＣＭに青空が生える映像でえらく健康的に使われていたことが記憶に新しい。
楽曲もシンプルな歌詞と単純なコード進行なのでコピーしやすく私も昔、コピーして歌っていました。洋楽クラシックとしては有名な名曲なので耳にした事のある人も多いと思います。
この詩、さらっと聞くと“雨をみたことないかい？”と西海岸で雨も降らない土地なのでこんな歌詞なのかと思ってしまうでしょう。この詩を耳にした日本人のどれだけの人がこの詩の本当の内容を知っているのか逆に知りたい位です。
ここで歌われている“雨”とは、まさに私が子供の頃観た花火のように“光る雨“なのです。その正体はベトナム戦争でアメリカ軍が使ったナパーム弾の事です。
ナパーム弾とはアメリカ軍が開発したもので、きわめて高温（900～1,300度）で燃焼し、広範囲に全ての物や人を焼き尽くすという破壊兵器です。
視界の良いよく晴れた日に投下されたみたいです。
それではアメリカがもうこのような爆弾を落とさないことを願いながら聞いて下さい。
Have You Ever Seen the Rain?
Written By John Fogerty
Someone told me long ago
There's a calm before the storm,
I know,
It's been comin' for some time.
When it's over, so they say,
It'll rain a sunny day,
I know,
Shinin' down like water.
I wanna (want to) know,
Have you ever seen the rain?
I wanna know,
Have you ever seen the rain?
Comin' down (on a) sunny day
Yesterday, and days before,
Sun is cold and rain is hard,
I know,
Been that way for all my time.
'Til forever, on it goes
Through the circle, fast and slow,
I know,
It can't stop, I wonder.
I wanna (want to) know,
Have you ever seen the rain?
I wanna know,
Have you ever seen the rain?
Comin' down (on a) sunny day.
Yeah!
I wanna know,
Have you ever seen the rain?
I wanna know,
Have you ever seen the rain?
Comin' down (on a) sunny day
Have You Ever Seen the Rain?
訳 詩 by yasushi haruno
誰かがずっと前に言っていたな
“嵐の前の静けさ”の話し
ほんとなんだ
そいつがそのうち やって来ると思う
静まりかえった状況が終わる後に、彼らはそう言う
その雨は 良く晴れた日に降るんだそうな
判ってるさ
まるで陽の光に照らされた雨水みたいに輝きながら降り注ぐんだ
俺が知りたいのは
君は今までに そんな雨を見たことがある？ってこと
俺が知りたいのは、
君は今までに そんな雨を見たことがある？ってこと
晴れた日に 降り注ぐ光る雨を
昨日も一昨日も
太陽が霞んでしまうくらい 雨は激しかった
判ってるつもりさ
時が止まったような光景
ずっと昔から これから先も
この世が終わるまで それは続くんだ
降り注がれたサークルを速く そしてゆっくりと
判ってるさ
そいつは止められないんだ 俺はそう思う
俺が知りたいのは
君は今までに そんな雨を見たことがある？ってこと
俺が知りたいのは
君は今までに そんな雨を見たことがあるかい？ってこと
晴れた日に 降り注ぐ光る雨を
俺が知りたいのは
君は今までに そんな雨を見たことがある？ってこと
俺が知りたいのは、
君は今までに そんな雨を見たことがある？ってこと
晴れた日に 降り注ぐ光る雨を
youtube オリジナル音源 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=TS9_ipu9GKw
コメント
- この詩聞いたことありますね～。知らなかった、爆弾の詩だっつたのですね、ていうか反戦歌なんだ。アメリカの債務不履行どうなるんだろう！
なんか裏の手出してきそう。でもyasushiさんがおっしゃる通り根本的にもう一度再生しなおさないとダメですよね。 -- yu 2013-10-07 (月) 00:31:35 - デフォルトしても奥の手～通貨増刷をやってくる。世界的な暴落は何とか抑えないと。何といっても基軸通貨国なのだから。世界一軍事力があるユダの帝国だし何やってくるかわからないけどね。 -- マカダミアンシュリンプ 2013-10-07 (月) 00:43:48
- デフォルトすれば伴い支払い遅延が長期化し、数日間で数十億ドルの経済損失となる。
アベノミクス ジ エンド！
雨を見たかい！ってそんな内容だったんだ、普通の雨とばかり思ってた！
-- 応仁のLAN 2013-10-07 (月) 00:50:41 - おお～雨をみたかい！！名曲の登場だ。ほんとお～ナパーム弾を見たことあるかい？って詩だったんだね。知らなかった。単純に雨をみたことあるか？最近？みたいなのかと思ってた。
だめだな、アメリカは一度崩壊してもらったほうがいい。 -- トロイメロイ 2013-10-07 (月) 20:50:10 - ジョン・フォガティの英語の訛りはすごいな～want to =wannaがwon't to
に聞こえるし！ま、味があるちゃ。そうなんだけど。
紛れもない70.sの洋楽50選に入るべく名曲であることに間違いない。
アメリカのデフォルトどうなろかな。日本も人ごとではない。消費税増税で社会保障の充実なんて半分はったりに決まっている。財務省の馬鹿どもが考えた庶民の金強奪作戦に過ぎない。 -- ホットチョコレート 2013-10-07 (月) 20:57:01 - いやだな～アメリカコケタラ日本もやばいじゃん。おまけに消費税増税でしょ。日常必需品はどんどん値上がってきたり、サイズダウンしたりしてごまかされている。
ガソリンもなんでもっと下がらないのって感じ！
この詩、知ってる！意味など知らなかったけど。逆にこの詩に関してはホントの歌詞の意味知ってちょっとショックだわ。ふつうの雨の方が絵になってた。 -- れい 2013-10-07 (月) 21:01:28 - 外国のアーティストって社会派の歌詞書く人がおおいんですね～もっともyasushiさんが取り上げられる詩がそうなのかもしれませんが、いつも新鮮で衝撃的です。 -- れいん 2013-10-07 (月) 21:03:45
- デフォルトした場合、一部の企業や、国民・他国への波及は、あるかもしれないが、上位1%の人間たちにとっては、よくできたシナリオなのかもしれない。
デフォルトの可能性は低いが何かしらアメリカは魂胆がある動きをすると思う。
もちろんどういった形にしろ日本は巻き込まれる。
いずれにしても日米両国の景気は衰退傾向というのは紛れもない真実。
-- 羅生門の鍵 2013-10-07 (月) 21:12:53 - アメリカはデフォルト詐欺をしようとしているかも？
デフォウルト騒ぎでパニックを誘発させる。アメリカ金融界が至って冷静なのが不気味だ。
米国債に買い手がつかない、買わせたいーーーで危機を煽る必要がある。
世界にそうさせる為にかますのはいつやるの？”今でしょう”
-- 縄文原人 2013-10-07 (月) 21:22:50 - Good Job!! -- duke 2013-10-08 (火) 17:35:04
- 雨を見たかい～う～～ん懐かしいうただ。ＣＣＲバイヨーカントリー！
あの泥臭い感じが堪らなくアメリカの一番活気があった時期を象徴している。
生粋のアメリカンバンド！ -- どこものこ 2013-10-09 (水) 00:02:58 - デフォルトは実際、起きないだろうが、言われる通りのがれたとしても国の借金が増える一方のダメリカ。
政府の手持ちのキャッシュが危険なほど低水準になる。政府は５月以降、債務上限に到達しないように策を打っているが、今月中旬にはその上限に到達しそうだ。そうなれば、銀行に預け入れている財務省のキャッシュは約３００億ドルになるとみられる。新たな借り入れが不可能になることから、政府は今後の収入と手持ちのキャッシュで支払いを行わなくてはならなくなる。
-- ソドム 2013-10-09 (水) 00:17:22 - このうた知ってる。確かにすごい訛りのある英語ですね～～
アメリカ政府の財政状態は予想以上にボロボロなのですね。経済が少し上向きなのが救い。いずれにしても世界に影響を及ぼす国なのでね～～！ -- れいん 2013-10-10 (木) 01:29:25 - 聞いたことあるうたです！こんな内容とは知りませんでした。でもいいうたはいいうた。 -- ももこ 2013-10-10 (木) 08:14:30
- デフォルトには陥らないとしても、中国は二度とアメリカの国債を買わないだろう。そこらへんが強制的に買わされる日本との違い。
またイギリスとサウジ以外はアメリカ国債を敬遠するでしょう。国家の予算は厳しくなり、社会保障費の額面は減ります。インフレとの二重苦になるのは避けられない。
いずれにしても日本に影響はある。
-- main man 2013-10-10 (木) 16:03:51 - 数週間デフォルト不安を装い最後は政治的妥結が図られる。
しかしご指摘の通りアメリカ政府の借金が増えるだけのことでどの道ボロボロ状態。
どうしようもない。
-- じゅげむ 2013-10-10 (木) 22:00:34 - ええうたや～雨をみたかい～ほんまかい～ナパーム弾を見たかい？って詩やったんや。
アメリカはどつぼ落ちたらどないねん！計画的に落ちよるかもしれんで、こやつら。
どないもこないもならん状況やろ。つぶれたこまるのは中国や日本や。
特に日本はあほやからそななっても従属するんやおまへんか！
やめときなはれ！もお、ええが。たいがいにしときなまし。 -- こうたろう 2013-10-13 (日) 22:19:56
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